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 源池設計室

伊賀上野界隈

2025.02.03

前回の伊賀市へ建築散策へ行き、上野市庁舎の話しを書きましたが、
その界隈で散策した建築です。
 
 

↑上野公園レストハウス(1963年坂倉準三氏)
 
←伊賀市立上野西小学校体育館(1966年坂倉準三氏)
 
←芭蕉翁記念館(1959年 城戸武男氏)
 
←俳聖殿(1942年伊藤忠太氏)

 

↑上野東町ポケットパーク(2020年新居千秋氏)
 
←伊賀上野城にて

 
伊賀市は犬に優しい街。
「ペットと楽しむ伊賀散歩」参考になりました。

旧上野市庁舎

2025.01.27

先日、三重県伊賀市へ建築散策へ行ってきました。
伊賀上野城のある上野公園界隈には、坂倉準三氏の建築が幾つかあります。
神奈川県立近代美術館や マンデーコラムVol.1049「飯箸邸」などの設計でも有名な
ル・コルビュジエ に師事した日本の近代・モダニズム建築を代表する建築家の1人です。
1964年に竣工した上野市庁舎は、現在南庁舎のみ残っていますが、
その建物が解体を免れて、図書館一体型スモールブティックホテルへ再生されるとの事。
今年の夏オープン予定で、ちょうど工事中でした。
 
松本市設計事務所
 

 
JIA関東甲信越の「金曜の会トークイベント」でその話が聞けるのも楽しみです。
 
マンデーコラムVol.1049でレストランが閉店して、今はどうなっているんだろうと書きましたが、
先日前を通ったら、「飯箸邸」という名前のレストランで再開しているようでした!
めでたし、めでたし。
 
信州住宅設計

 

御御御付

2025.01.20

子供の頃、お味噌汁を「おみおつけ」と言っていました。
母がそう言っていたので、その影響かと。
感じで書くと「御御御付」
室町時代に使われていた女房言葉から派生した言葉だそうです。
我が家の「おみおつけ」の具は決まっていました。
ワカメなら豆腐か油揚げ、そこにネギ。
大根なら細切りの大根のみ。
茄子にはミョウガ。
あさりやシジミにはネギ。
なめこには豆腐とネギ。
ジャガイモならワカメ。
ほうれん草には油揚げ。
豚汁なら、肉、豆腐、コンニャク、人参、大根、里芋、ネギ。
決められた組み合わせがあり、それ以外はありませんでした。
信州で暮らし始めて、初めて知った「具沢山味噌汁」
こんな雑多な組み合わせがあるのか!と驚きましたが、
色々な野菜からお出汁が出て、いい味になる!
今は我が家の定番具沢山味噌汁を見る度に、
仕事でも凝り固まった考えではいけない、もっと柔軟に・・・と思う様になりました。

プロソリサーチセンター

2025.01.13

先日、愛知県春日井市にある「プロソリサーチセンター」へ見学に行ってきました。
2010年6月に竣工、設計は隈研吾氏。
ジーシーデンタルプロダクツという歯科材料製造会社が
50周年を記念して建てたそうで、1階のみ予約制で見学ができ、
上の階は研究機関になっているそうです。
6cm×6cmの東濃ヒノキの木製グリッドは構造体。
釘も接着剤も用いずに組み合わせています。
 
 
 

 
外から繋がる格子は、内部で展示ケースに。
格子から零れ落ちる影もきれいです。
 
 

 
何かと騒がれている隈氏の外部の木、
竣工から14年半経っているのに、思ったほど黒ずんでいない・・・
お話を聞いてみると、5年位前に外部はメンテナンスしたそうです。
またもうそろそろメンテの時期に入るとか。
かなり費用も掛かると思います。
外部に木を使う事は難しいですが、こうやってお施主さんが手を掛けて
建物を大事にしている事に驚き!
公共のものですと色々あるのかもしれませんが、
年月を経ても変わらぬお施主さんの建物愛、素敵です。

2025年

2025.01.06

新年あけましておめでとうございます。
 
2003年に事務所を開設してから同じCADソフトを使用していましたが
昨年2月、とうとう新しいCADに変えました。
21年ぶり、コマンドが違い、慣れないCADに悪戦苦闘しましたが、
夏以降はだいぶ慣れ、年末には以前のCADが逆に使いにくくなるほど馴染んできました。
2025年、来週から住宅「北庭の平屋」の建て方が始まり、
予てから外構計画を煮詰めていた工事も進み始めました。
現在実施設計中の「安曇野の家」は春から着工予定です。
今年は、住宅以外のプロジェクトや、ブラックキッチンやサウナなど初めての試みも。
暮らしを楽しみながら、今年も仕事に遊びに全力投球で行く所存でございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
松本市設計事務所源池設計室

2024年末

2024.12.30

早いもので、本年も残すところあと二日となりました。
今年も多くの方々にお会いでき、建て主さんお家族や
工事に携わっていただいた皆様のおかげで、充実した一年になりました。
そして事務所の新築移転も「源池設計室」の新たなスタートを切りました。
 
個人的には親族との悲しい別れもあり、特別な年となりましたが、
来年は明るく前に進む年にしていきたいと思っております。
 
春以降竣工する物件や着工する物件がありますので、
HPの進行中の物件も楽しみにしていてください。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
 
松本市設計事務所

 
轟真也
轟洋子

アルバスルンウォール

2024.12.23

先日お引渡しのカワゾイノイエさんのアウトドアリビングの照明は
ルイスポールセンの「アルバスルンウォール」
1962年、コペンハーゲン郊外のアルバスルンド都市開発のため、
イェンス・ミュラー・イェンセンがデザインしたもの。
素材は溶融亜鉛メッキで、シェードは直径27cm、存在感があります。
 

松本市住宅設計源池設計室

 
中庭を介して、リビングからも良く見える照明。
同じルイスポールセンのニューハウンウォールと迷いました。
 
松本市設計事務所源池設計室

 
家に帰ってきて、ふと見上げると
アウトドアリビングの天井に浮かぶリングの灯り。
幸せの照明です。

新しいスポーツ

2024.12.16

今年は新しいスポーツを3つ体験しました!
1つは「テックボール」
ハンガリー発祥の卓球とサッカーを組み合わせた新しいスポーツで
湾曲したテーブルでボールを足や頭で打ち返します。
白馬の岩岳マウンテンリゾートにて。
 
源池設計室

 
2つ目は「乗馬」
子供の頃は馬を飼ってみたいと思っていました。
念願の体験です。小淵沢にて。
 
松本市設計事務所

 
3つ目は「モルック」
フィンランドのカレリア地方の伝統的なキイッカというゲームを基に
1996年開発されたスポーツ。
母国フィンランドでは、サウナとビールを楽しみながらプレイするそうです。
うらやましい!
数の計算もあり、結構、頭も使いました。
松本市の信州スカイパークにて。
 
松本市住宅設計源池設計室
 

鹿革デザインコンテスト

2024.12.09

新聞で見つけた記事。
『大町市の一般社団法人「地域づくり美麻」が「鹿革デザインコンテスト」と銘打ち、
ニホンジカの革を使った小物の独創的なデザインを募っている。
同市美麻地区で有害鳥獣として駆除された鹿を活用しようと初めて企画。
試作まで手がける「ワークショップ部門」もあり、
「この世に一つしかない鹿革製品を作りませんか」と参加を呼びかけている。
同法人によると、鹿の駆除頭数はここ数年、増加傾向にあり、
革の活用が追いつかない状況だという。
市農林水産課によると、昨年度に同地区で駆除されたのは63頭。
革製品を普及させ、交流人口の増加にもつなげようと、
県の地域発元気づくり支援金を活用して取り組む』
早速、マイブームのマクラメ編みを取り入れたデザインで応募しました。
 

 
美麻ぽかぽかランドにてワークショップに参加し、
革作家の方にご指導頂き、無事完成。
 

 
優秀賞を頂きました!
表彰式は美麻小中学校7年生が主催。
その時の様子です。

美麻Wiki(大町市美麻地区) - #鹿革デザインコンテスト コンテストの表彰式を行いました。... | Facebook
 
小中学生達は、鹿の革の脱脂も授業で体験するそうで、
今の時代、貴重な事だと思います。

駆除した鹿を肉だけでなく、命を余すところなく利用していく、
そんな「地域づくり美麻」さんを応援したいです。
副賞でいただいたぽかぽかランド美麻の宿泊券、
犬も泊まれる部屋もあるので、ミトと一緒に行きたいと思います。
ありがとうございます。

念願のワークショップ

2024.12.02

昨年お引渡しの「集える土間・リノベーション」さんで
先日、ワークショップが開催されました。
 
 
松本市設計事務所

 
ペレットストーブが部屋を暖かく包み込んでいる中、
エバーグリーンのクリスマスリース作り。
 
松本市住宅設計

 
講師の先生を囲んで、ヒムロスギやヒバ、ブルーアイスなど
フレッシュな常緑針葉樹を使い、思い思いにベースをつくって行きます。
そこにオリーブやユーカリ、綿花、実などを飾り付け、
最後に好きなリボンを選んで完成。
工事中、お施主さんと悩んだ壁のフックに完成した作品を並べました。
 

 
「こんなワークショップをしたかったのです!
 お陰様で希望が叶った~」
と喜びのLINEを頂きました。
一緒に作り上げた空間で、こんなにも喜んで頂けるのは
設計士冥利につきます。
美味しい珈琲とシュトーレン、ご馳走様でした。