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 源池設計室

パルコde美術館「つながる箱 ―いま、ひらく、アートのチカラ」

2021.08.09

 7月3日から始まった 松本市美術館がプロデュースする
「パルコde美術館」が松本パルコにオープンしました。
草間彌生をはじめ、信州にゆかりのあるアーティストの作品を
4期間に分けて展示、まずは8/29までの第一期を見に行きました。
#パルコde美術館でSNSにアップして!と入口に書いてあるように、
殆どの作品が、間近で作品の写真撮影もOK!
屋上の千田泰広さんのインスタレーションも
太陽の向きによって表情が変わるのも面白いです。
詳しくは →  パルコde美術館 | 松本まちなかアートプロジェクト (mm-art-project.com)
 
 
 

 
 
 

大学生設計課題の話し

2021.08.02

ここ数年、参加させていただいている信州大学工学部の建築学生の設計課題講評会。
4年生の最終設計課題を学生がそれぞれプレゼン、先生方が審査し、賞をつけていきます。
昨年はコロナ禍のなか、対面での授業がままならない中での課題ということで、
生徒はもちろん先生方もだいぶ苦労されている様子でしたが、
今年も引き続き緊張感はあるものの、対策自体が日常化されたような印象でした。
 
今年の発表では13人の学生が設計課題に取り組み、
この中から卒業設計に移行して、2月に行う長野県学生卒業設計コンクールに参加します
長野県には建築系の大学が信州大学しかありません。
3年次に北関東学生課題設計コンクールという
住居系課題についてのコンクールがあります。
ここでは新潟、群馬、山梨、栃木、茨城、長野の6県の学生が参加し、
自分の作品を競う 学生にとってはとても刺激的なコンクールです。
同年代の他県、他大学の学生とふれあい、作品を競わせる。
普段、知ることのない学生がどのような作品、提案、プレゼンをするのか、
個人のその後の建築人生に大きく影響するプログラムだと思います。
 
今回伺った最終設計課題講評会では、 野尻湖畔に芸術家の制作拠点と
観光客のとの社会的接点を模索する施設の 計画が金賞を受賞しました。
他にも社会背景を取り入れた作品や、故郷の街の建物計画、
チョウザメの養殖所など個性的なものがたくさんあり、 楽しい時間を過ごしました。
2月のコンクールが今から楽しみです。 
 

AND/&

2021.07.26

長い間テナント募集になっていた源池設計室まちなかアトリエが入っている
イチノビル2階にエステサロン「AND/&」さんが入りました。
元々は、このビルの1階と2階は一乃寿司さんというお寿司屋さんで
1階はカウンターと小上がり、中に階段があって、2階は和室のお座敷。
今は2階に上がる階段が外部から入れるようになって、
個室で仕切られた空間は、以前の面影が全くない、落ち着く空間です。
私もたまに癒されに行っています。
お店の情報は、こちら

AND/&(@and_matsumoto)
 
源池設計室まちなかアトリエ

 
お隣にあったC.Countlyさんは、大橋通りの入口角に移転されて、
今はKinuriさんという、古着物と和小物のお店です。
こちらも素敵なお店!

ホーム - kinuri ページ!

ミルキーウェイ

2021.07.19

先週、植栽工事をした道添の平屋さんの現場。
シンボルツリーはミルキーウェイ。
ミズキ科ミズキ属のヤマボウシの一種です。
お施主さんがよく通る場所で見かけていたクリーム色の花が
気に入って、この樹木になりました。
葉っぱが少し厚いため、葉焼けしにくいそうです。
 
我が家のシンボルツリーもヤマボウシですが、
少し違った花を咲かせるので、来年の5月が楽しみ。
ミルキーウェイ・・・ 天の川なんて素敵な名前ですね。
ヤマボウシは他に、ウルフアイ、ホワイトミヌマ、ホワイトミソノ、
紅富士、ミスサトミ、ロングデイズ、ビッグアップルなど、
様々な種類があり、最近では常緑ヤマボウシも。
職人さんが植えている様子を見ていて、私の脳内は
♪星の数は数え切れぬ
はかない人の祈り Milky way・・・♪
高音が流れていました。
 
源池設計室

フォレスタイルしなの

2021.07.12

長野県と新潟県の県境に位置する信濃町。
雪深い町としても知られていますが、この町の産業観光課が運営している
 『フォレスタイルしなの』は、役場が家づくりのサポートをしてくれるシステムです。
 
豪雪地域でもある信濃町で育った木は、厳しい寒さのなかでゆっくりと成長し、
年輪が詰まった強度の高い木材に生まれ変わります。
わたしたちは、そんな森林の恵みを暮らしの中で感じられるように、
地域の気候風土を熟知し、高い技術を持つ地元の専門家の力を生かし、
町産材を使った味わい深い家づくりのご提供を考えました。
さらに、つくり手と住まい手が信濃町の森に入り、
木材となる木を自らが選び、植林も行うなど、新しい試みも積極的に取り入れています。
地域の自然にふれることで、家への愛着と森への愛情が深まり、木を感じる暮らしが、
あわただしい毎日に安らぎや癒しをもたらしてくれると考えています。
信濃町の森を守るためには、人が手を加えて木を伐採し、
適度に消費すること、すなわち林業の良好な循環が不可欠です。
わたしたちは、ここでしかできないサービスを提供することで、
信濃町の自然、ひいては日本の自然を守ることに繋がると考えています。
また、自然の中で暮らすことの豊かさをたくさんの方に知っていただくことも、
森のふもとで生きるわたしたちの使命だと考えています。
フォレスタイルHPより引用)
 
私たちも町の熱意に賛同し、参加させていただいております。
省エネ基準よりさらに10%削減した省エネの町独自基準を設けているのも良い点です。
そして、私たちが設計した住宅も、このフォレスタイルで
信濃町産材を取り入れ、いよいよ着工致します。

7軒目の家

2021.07.05

先日上棟式を迎えたお施主さん、現在建てている住宅が
ご結婚されてから7軒目の家になるそうです。
転勤も多く、東日本大震災も経験され、5軒の貸家と1軒の持ち家。
「これまでは家に合わせて暮らしていましたが
 今回は自分たちの暮らしにあった家にしたいので、
 いっぱい我が儘を言おうと思い、家づくりを始めました」
 と、上棟式に語ってくださいました。
お手持ちの食器棚とテーブルと椅子は、『職人堅木』の家具で
とても気に入って大切に使われています。
新しい家では、その家具たちもきっと居心地がよくなるのではないでしょうか。
いまひとつフィットしない既製のシャツではなく、
体形に合わせて作ったオーダーシャツは着心地がよく、
好きな素材や形を選ぶので満足度も高く、
また見た目もきれいに見えます。
家づくりも同じですね。
ですので、どんどん、我が儘言ってください。
 
松本市設計事務所

 

ビートルズの日

2021.06.28

明日6月29日は「ビートルズの日」
1966年に初めて来日したのを記念して制定されたそうです。
翌日から3日間、日本武道館でコンサート。
生まれる前の話しなのでタイムリーで体験していないですが、
松本隆さんの自叙伝的映画「微熱少年」でその騒ぎを観て
自分もその時代にいたような錯覚があります。
今でも愛されているビートルズ。
ドラムの次の課題曲はOb-La-Di, Ob-La-Da」にしようと思っているのですが
今の課題曲がなかなかマスター出来ない・・・
ここ最近、自主練習頑張っているのですが。

66年前のキッチン

2021.06.21

私たちもキッチンを制作することも多いですが、
アアルトのアトリエにあるキッチンも
細かい配慮があって、とても使いやすそうなんです。
1955年竣工の建物なので、今から66年前のキッチン。
 
 ←ハの字型に配置のキッチン
 
 ←ダイニングから見るとシンプルなデザイン
 
 ←両方から取り出せる食器棚
 
 ←カトラリーも使いやすそう
 
 ←シンク上は水切りカゴ、高さも手が届きやすい
 
 ←日本ではなじみの薄い引出し式のカッティングボード
 
 ←そういえば、タルモもこんな感じで使っていました。
 
 ←食堂。一番奥がアアルトの特等席だそう。
 
 高さや奥行、素材など、使う人にとって何が一番使いやすいか、
キッチン制作の毎回のテーマです。

未知標

2021.06.14

Vドラムを習い始めて2年が過ぎました。
なかなか上達には超スローペースですが、
岡本 郭男さん、長谷川 浩二さん、五十嵐 公太さん・・・
好きなドラマーはどんどん増えていきます。
大好きなドラマーの一人でもある小森啓資さんが、
「3 Sides Live」というユニットで長野へ来る!と聞いて、即効チケットを購入。
感染対策をしながら音楽を楽しむことも大切だと思います。
メンバーの一人に聞き覚えがあると思って、
Wikipediaで調べてみると、同い年で市川市出身。
もしやと思い、友人に聞いてみると、なんと同じ中学の同級生でした。
遠く離れた地で、同級生の演奏を聴く事が出来るなんて驚きです。
しかも彼が作った曲を大好きなドラマーが叩いている…夢のようでした。
City pop instrumentalのアルバム「未知標〜Michishirube〜
心地の良いサウンドで、最近は事務所でも車でもずっと聴いています。
 


 
ちゃっかり応援コメントもいただいちゃいました。
 

 
興味のある方は、こちらをどうぞ

【高音質】養父貴・岡田治郎・小森啓資 「3 Sides Live」〜Tour 2020 “未知標“〜ライブ配信ダイジェスト - YouTube

那珂川町馬頭広重美術館

2021.06.07

最近、マツダ CX-8のCMで登場する那珂川町馬頭広重美術館は、
なかなか車でしか行きにくい場所にあり、
一昨年、つくば里山住宅博の帰り道に寄りました。
 

 
2000年竣工、隈研吾氏の設計。
切妻の大屋根、地元産の八溝杉の格子で包まれています。
内装にも地元の烏山和紙、芦野石を使っているそうです。
 

 
年月が経って、杉もやわらかい色合いになり
周囲の風景に馴染んでいました。
 

 
30x60mmの繊細な格子がきれい。
 

 
大学時代、隈研吾氏と言えば、M2。
バブルの時代。
環八を走っていると突如現れる建物に、毎回驚きました。
マツダ繋がり?