GENchiArchitectsDESIGN Inc.

 源池設計室

家の履歴書

2020.08.24

2002年9月引き渡ししていただいて、来月で丸18年を迎えた我が家。
これまで、家に関してのメンテナンスや改修などをまとめてみました。
 
2008年3月  システムキッチンに食洗機を導入
       →マンデーコラムVol.222
2009年5月  外壁補修
       →新築当時、予算がないけど外壁の質感を持たせたいと思い、
       下地のモルタルを自分達で荒らして、その上に吹付仕上げ。
       最初は良かったですが、必要な厚さを削ってしまったので、
       数年後クラックが入ってしまいました。
       補修として、既存外壁にメッシュを仕込み、左官仕上げ。
       この部分は予算もモルタルも削ってはいけなかったなあと
       いい勉強になりました。
2011年1月  蓄熱式電気暖房器設置
       →マンデーコラムVol.372
2014年2月  太陽光発電設置
       →マンデーコラムVol.539
       →マンデーコラムVol.588
2017年11月 ウォシュレット交換
       →水漏れがあり発覚、便座部分のみの交換。
        ウォシュレット、一般的に耐用年数は7~10年といわれています。
        電化製品であるので、ここまでよく頑張ってくれました!
2018年3月  石油給湯器交換
       →追い炊きが出来なくなって、点検して頂いた所、
       部品交換でも可能でしたが、耐用年数8~10年と言われているので
       数年後に全取替ならばと思い、エコフィール(高効率タイプ)に取替。
2019年1月  玄関と土間、2階に収納を増設
       →マンデーコラムVol.790&791
2019年7月  エアコン取替工事
       →借家時代のエアコンを移設して使っていました。
       あまり使用していませんが、19年経ったので新しいもの取替。
       ついでに電子ドラム用のコンセントを増設。
2019年9月  下屋工事
       →土間の前に庇を掛ける 
2020年7月  南側の塀工事
       →マンデーコラムVol.864
 
昨日、久々に我が家に来たお施主さんに娘曰く
「めっちゃ変わってる。下駄箱いつつけたの?」
 
3年前のマンデーコラムには、「築15年」を書いていました!
マンデーコラムVol.718
   

ブルーブッシュ

2020.08.17

先日、お施主さんと庭木を見に造園屋さんへ。
富山県というと信州と同じ寒いイメージがありますが、
冬場の浴槽の水ためも不要だったり、似て非なるもの。
特に植木は地域性が大なので、造園屋さんに色々教えていただきました。
今回常緑樹に選んだのは、ブルーブッシュ。
東オーストラリア原産のマメ科アカシア属の常緑小高木。
シルバーグレーの葉っぱが特徴です。
黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称を「ミモザ」といいますが
その通り3月にフワフワの黄色い花に覆われます。
♪ガラスの靴で踊るミモザ~♪
春先はリース作りも楽しめそう。
 
松本市設計事務所

 
富山県ではオリーブの木も人気との事。
17年前に千葉の実家で家を建てた時、玄関横に植え、
今では何度かバッサリ剪定するほど大きくなりました。
最近、松本市界隈でも地植えのオリーブを見かけますが、
温暖化の影響で大丈夫になったのかな?
 

SUSオープン抽斗

2020.08.10

昨日、今日と「あおんち」さんの完成見学会へ
お越しいただきありがとうございました。
 
鋳鉄ホーロー鍋、蓄熱性が高く、シチューや角煮、おでんなど
じっくり煮込みたい時に便利。
煮込みだけでなく、野菜や肉、魚を蒸しても
素材自体の味が出てシンプルだけどおいしい料理ができます。
色やデザインが素敵なものが多く、今人気の鍋ですが、
欠点といえば、重いこと。
鋳鉄ホーロー鍋と言えば、
ル・クルーゼ、ストウブ、バーミキュラ。
人気のブランドです。
前者2つはフランス製、後者は日本愛知県産。
ちなみに我が家はバーミキュラの「オーブンポットラウンド22cm」
色はパールブラウンです。
今の時期はルバーブのジャム作りに大活躍。
重さは、ル・クルーゼ3.5キロ、ストウブ4.02キロ、バーミキュラ4.2キロ。
容量はそれぞれ、3.3リットル、2.6リットル、3.5リットル。
結構な重さです。
そんな時、便利なのがコンロ下のステンレスパイプのオープンな抽斗。
 


 
見学会でも大好評でした。 

JIA長野県クラブ「夏のセミナー」

2020.08.03

JIAの活動で毎年恒例になっている夏のセミナー。
例年は一泊で行っていたのですが、今年は新型コロナ対策のため、
「上塩尻まちなみウォチング」の開催となりました。
 


長野県上田市の上塩尻地区はかつて全国一の蚕種製造地で、
北国街道沿いを中心に現在でもそのころを思わせる蚕種製造民家が、
多数残されております。
千曲川沿いのこの地域は周辺の山の形状による岩鼻からの西風が強く
桑にウジバエがつきにくく良い桑が取れたそうです。
この地区の街並みは蚕産業や蚕とともに営まれていた生活が、
うかがえる貴重な有形の文化財で歴史的にも景観的にも素晴らしいものでした。
地域の石を使った特徴的な石垣と瓦やシックイや土塗の土蔵などで、
形成された街並みは産業遺産としての保存活用が課題なっているそうです。
 


保存活動も重要ですが、将来的持続的に残していくにはやはり使うことが
一番重要なのだろうと感じました。
当事者と活用者そしてコーディネーターとがうまく連携して
良い活用方法が見つかるといいです。
 

薄い天板

2020.07.27

オリジナルキッチンの細かい部分をお施主さんと工房にて最終確認し、
制作のための施工図を書き始めようとした時、
「やっぱり天板を薄くしたいと悩んでおります」と連絡がありました。
その時点での天板の厚さは17mm。
一般的なシステムキッチンは、30~40mm。
17mmも薄い方であります。
更に薄く?と聞いて、私のイメージはステンレスを無垢で2mm~6mm、
FBを使って7mmくらい?
ペニンシュラ型のキッチンで、10mm以下はバランスが悪いような感じもしたので、
お施主さんに、「薄いと思う天板のイメージ写真を送って」と依頼。
インスタで見つけたという写真を送ってくれました。
写真だけでは情報が少ないので、その写真からどこで制作したかを突き止め、
その制作会社さんにお電話で、厚さを聞いてみました。
13mm。
今回、私共のキッチンは、制作方法とコストバランスを考えて14mmにしました。
その薄い天板のキッチンがある「あおんち」さん、
お施主さんのご厚意で完成見学会を
8月9日(日)・10日(月・祝)に開催させていただく事となりました。
コロナだからではないですが、いつも通り完全予約制です。
詳しくは後日HPにアップしたします。
皆様のお越しをお待ちしております。

プラン集

2020.07.20

先日お施主さんOBから家具の相談を受け、
その家具が入りましたとメールを頂き、
ミシンコーナーに納まったその様子を見せていただきました。
最初からそこにあったかの様なしっくり馴染んでいる。
抽斗を奥まで引き出してもカタンと落ちない細かい細工なども素敵。
何よりその空間をより好きになってくれているお施主さんの笑顔が嬉しいです。
ゴーヤのグリーンカーテンが上まで届いたダイニングで、
「これまでのプラン、たまに家族で見ているんですよ」とお施主さん。
源池設計室のスタイルでは、家づくりが始まると、
私達それぞれがプランを考え(Wプレゼンと呼んでいます)、
1回のお打合せで2~3案を提出し、
家に対する色々な想いをお伺いいたします。
その次のお打合せで、前回お聞きしたご意見を取り込んだ案や
全く違った案をご覧いただいたり、そしてお話を聞いて、
そんなキャッチボールのやり取りを経て、
軸となる平面案が決まっていきます。
A案から始まるプランを、B案、C案・・・と見ていくと、
最終形に至った過程が見えてきます。
お住まいになってからも、その過程を懐かしんで頂いているなんて
設計士冥利につきます。有難うございます。
♪古いアルバムの中に、隠れて想い出がいっぱい・・・♬
ふと、そんな唄が頭の中に流れてきました。

セランガンバツ

2020.07.13

イペ材、ジャラ材、ウリン材など、
ハードウッドと呼ばれる高耐久の木材は、
ウッドデッキやフェンスなど、外部で使用する木材に適しています。
今回、我が家のフェンスに使用したのは、セランガンバツ材(Selangan batu)。
フタバガキ科 Shorea 属 Shorea グループの広葉樹、
東南アジアで産出される木材で、別名バンキライ。
インドネシアで「バツ」とは「石」を意味するほど、硬くて耐久性の高い木材です。
マレーシアではバラウ (Balau) 、フィリピンではヤカール (Yakal)又はギホ 、
インドではサル (Sal) 、中国語では玉檀と呼ばれるそう。
 
松本市設計事務所


松本市住宅設計

 
「花水木の家」さんで頂いたサンシユも植えました。
 
長野県設計事務所

 
ミトの寝床からはこんな感じで見えます。

大工志塾

2020.07.06

浅野平八教授の退官記念最終講義を聴講する為、母校へ行ったのは2015年。
先生が長野市へお越しになると連絡いただき、
5年ぶりにお会いする機会が先日ありました。
若手大工等を対象とし、木造伝統構法に関する基本的な大工技術・技能を
習得できるよう指導し、次世代担う人材を育成することが目的として設立された
「大工志塾」の塾長に浅野先生がなられ、
長野県でも開校の準備に入っているそうです。
「伝統構法が継承されなければ、日本列島固有の家づ くりの
 知恵や技術は消滅していきます。これを学び、 現代に活かす工夫を
 続けることで知識や技術は生き続 けます。」
長野県で中心となって動いている高澤さんは、
以前「添う家」でお世話になった現場代理人さん。
大学の先輩だったとは、今回声を掛けて頂き、初めて知りました。
源池設計室も若い職人さんが技術を習得する機会が得られる様、
協力していきたいと思います。

大工志塾のWeb

http://www.jaho.or.jp/project

メトリスセレクト 2ホール

2020.06.29

Vol.859「左きき」のマンデーコラムで紹介した
左ききの人も使いやすい位置にレバーハンドルを設置できる
キッチンの水栓金物なんていう商品?
というお問合せを幾つかいただきました。
ハンスグローエの『メトリスセレクト 2ホールシングルレバー』です。
ハンドルのデザインは2種類。
ホースも伸びるタイプなのでとっても便利。
 


 
一昨年の12月、お施主さんと同行した
天王洲にあるハンスグローエジャパンのショールームで
操作するレバー部分が90cm以内なら自由なところに取り付けられるという
水栓金物を見てビックリ!
というのが今回に繋がった訳であります。

金沢飯

2020.06.22

緊急事態宣言が全地域解除され、県をまたぐ移動自粛の制限も外れて
迎えた初めての週末、松本市界隈も久しぶりの渋滞も見られました。
私達といえば、変わらずオンラインを楽しんだ週末。
土曜は無観客配信ライブ。
「震える体温計」や「日常」、「 その時は一緒に盛り上がりましょう」など
思いついた言葉をタイトルに、ドラムとギター二人、ベースが 即興で演奏。
ギターがはもる!一期一会を満喫しました。
金曜は、ちょうど去年の今頃、金沢を旅した同級生達とオンライン飲み会。
「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」も出来た事だし、金沢に行きたい!
でも、去年の美味しかった金沢飯を思い出して、もう少し我慢。
 
#金沢の食材がたくさんの金沢おでん

 
#名物、赤玉ばくだん!

 
#加賀麩のエッグベネディクト

 
#やっぱり海の幸!

 
#日本の金箔生産量の98%以上を占める金沢ならではのソフトクリーム

 
#千里浜にて浜焼貝とビール。運転手さんごめんなさいね。

 
早く日常が戻りますように。