GENchiArchitectsDESIGN Inc.

 源池設計室

螺旋階段

2022.03.07

先日お引渡しのマドベノイエさんの階段は螺旋階段。
 


 
源池設計室としては2回目、2007年an aquqriumさんの家です。
 

 
木造としては初めて。
最近ではYKKやLIXILなどのメーカーでも既製品がありますが
今回、鉄骨屋さんで制作、踏板は大工さんの取り付けです。
螺旋階段のメリットは、空間を仕切らないので
吹き抜けのように光をとりこめること、
広がりが生まれる事でしょうか。
建て方の段階でクレーンで吊って現場に入れたので
早い段階から階段があり、私達も職人さん達は梯子でない分、
昇り降りが楽だったです。
これもメリットの一つかな。

第16回 建築祭

2022.02.28

JIA長野県クラブの主催で、毎年学生の卒業設計コンクールと
建築家の講演会を行っています。
昨年に引き続き今年もコロナ対策で開催方法が二転三転する中ではありましたが、
今年は何とか学生と審査員が対面で卒業設計のプレゼンと審査をすることができました。
今回は長野県立美術館の設計をされたプランツアソシエイツの
宮崎浩先生にお越しいただき、「つながる美術館」と題して設計する上で
いつも考えていることや建築されるまでの過程の話をしていただきました。
特に「設計依頼された建築だけで完結させずに周囲の環境を含めて設計する」という
言葉にはとても感銘を受けました。
建築の周囲に与える影響や地域全体として活性させるための手法など、
将来を見据えたあるべき姿を示すことの重要性を感じました。
「建物は風景の中に突出しない佇まいを持たせる」には
私たちもいつも心がけていることで、いかにも「作りました」ではなく
「気が付いたらありました」的な、初めから街並みに
馴染むようなたたずまいを常に考えております。
また長野県の建築学生の卒業設計コンクールでは、
コロナ禍でなかなか対面授業もままならない中
卒業設計を制作しプレゼンしていただいた学生さんたちにも感謝いたします。
学生たちも宮崎先生はじめ審査員のみなさんに建築家として審査いただき、
先生方の叱咤激励に今後の人生にも大きく影響されることになったと思います。

 

グランドカバー

2022.02.21

あがたの森公園で開催されたグランドカバー講習会へ参加してきました。
地面を覆う地被類=グランドカバー。
メリットとしては
・雑草が生えにくくなる
・種類によっては常緑なので冬でも庭に色が出て寂しくならない
・泥はね防止、雨などで土が流れてしまう事も防止出来る
・多年草なので植え替えなどの必要がない
・景石、樹木の根締めにも良い
デメリットは
・種類によっては目的以上に増えすぎて管理作業が増える
・害虫の発生
・植栽直後の潅水作業
・植栽コストの高さ
芝生以外にも信州に向いているグランドカバーも教えていただきました。
花も楽しめるシバザクラ、ハーブの一種クリーピングタイム、
黄色い花がつき、寒くなると茶色く紅葉するリシマキア、
ヒメイワダレソウとイワダレソウの交配種クラピア、
クローバー、タマリュウ、ツルニチニチソウ、クラウンベッチなどなど。
 


 
最後に頂いたアルウィンと同じ芝生を育てるユニットを頂いたのですが、
始めは霧吹きできちんと水やりしていましたが、
何にも生えてこず、今はほったらかしの状態です(すみません)
もう一つのオレンジのベコニアは、約3ヶ月経っていますが
今もきれいに咲いています。

設計事務所の登録

2022.02.14

先日、事務所登録の更新手続きの知らせが送られてきました。
設計事務所の登録更新は5年ごとに行われます。
その都度、登録番号が更新されていき、
(松本)D第73083号が新たな登録番号となりました。
この「D」が更新の回数を指しています。
 
源池設計室の最初の登録は平成15年に個人事務所としてスタートし、
その4年後の平成19年に法人化し新たなスタートを切りました。
この法人化の名称変更により登録番号の「A」を2回繰り返すことになりました。
 
この更新にはいくつかの資料を提出するのですが、
その一つに会社の定款があります。
普段はあまり見ることがありませんが、この時ばかりは定款の
業務内容の確認をし、登記の書類を取ったりと、
事務手続きをすることになります。
 
そして改めて次の5年に向けて新たな源池設計室が始まりました。
内容は何も変わりませんが、多くの方たちに支えられながら
仕事ができることに感謝し、これからも建築の設計に
真摯に向き合っていきたいと思っております。

太陽光発電8年目

2022.02.07

2014年に太陽光発電を取り付けて、8年目を迎えました。
マンデーコラムVol.588では1年経過したところで検証しました。
それから月日が流れましたが、今はどうなの?という事で調査開始。
 

再生可能エネルギー受給電力量
2021年(KWh) 2020年(KWh)
1月 237 222
2月 180 199
3月 301 253
4月 313 281
5月 397 419
6月 254 298
7月 280 284
8月 315 222
9月 242 293
10月 272 253
11月 278 230
12月 258 235

 
発電量はお天気によって左右されますが
前年に比べても、2014年度に比べても、発電量は落ちていないようです。

創立記念日

2022.01.31

明日2月1日は、ちょうど15年前、源池設計室の法人化した記念の日。
事務所を開設したのは、2003年8月22日ですが、
会社の創立記念日はどっち?というと、
結婚記念日と合わせた2月1日に決めたという訳なんです。
会社にした2007年、どんな年だったんだろうと振り返ってみると
その前の時から物件数が増えた頃で、
前年は7軒の新築住宅と1軒の改修工事、1軒の店舗新築。
この年は10軒の住宅と、1軒の店舗の引き渡しがありました。
あの時もがむしゃらに走っていたなあと思います。
 
RC造の「an aquarium」

雑誌「和風建築」に掲載していただいた「季節の庵」

その後、繫がりをつくってくれた「樹eltBOX」

 
振り返ってみると、この住宅も2007年だったんだなあと思うと、
楽しく、色々な事に挑戦した年でした。

日本の近代建築ベスト50

2022.01.24

昨日は南風舎設立者・小川格さんの『日本の近代建築ベスト50』
出版記念のシンポジウム『近代建築と市民』をオンラインで拝聴しました。
小川さんは、 10 年間かけて優れた近代建築を訪ね、撮影し、
建築の特徴を調べて『近代建築の楽しみ』というブログで発信。
それが新潮社の目にとまり、出版が実現したもそうです。
原則として公開されていて、内外ともに一般市民が見学可能なものから
現存する50の建物を選び、一つの建物に対して4ページの解説は
実に分かりやすいです。
丹下健三、大江宏、前川國男、村野藤吾・・・
時代背景や建築家のルーツや子弟関係、その建物現状など
建築を学んだ人、そうでない人も楽しめる1冊だと思います。
例えば国立代々木競技場、「設計に取りかかったのは1961年、
丹下健三が48歳、坪井善勝 54歳、神谷宏治33歳、川口衛29歳・・・」
というように、構造設計や所員にもスポットライトを当てているのも興味深い。
50のうち、実際見学したことがあるのは22。
長野県内では軽井沢聖パウロカトリック教会(A・レーモンド)と
碌山美術館(今井兼次)の2つでした。
アフターコロナに、この本片手に色々巡ろう!
まずは丹下氏、大江氏の大学の一つ上の先輩である立原道造氏の
ヒアシンスハウス(さいたま市)へ行きたいです。
 

 

格子の天井

2022.01.17

天井に使う素材として、レッドシダーやラワンの縁甲板張りや
垂木をそのまま顕したり、その家の雰囲気に合わせて選びますが、
格子の天井もお気に入りのスタイルです。
 

 

 

 
黒く塗った天井に、25×40の木材を隙間25mmあけて取り付けます。
こんな感じで↓
 

 
シーラカンス&アソシエイツCAt 設計の高志の国文学館(富山市)の
ロビーの格子の整然とした美しさに心惹かれ、
住宅に取り込みたい!と思ったことが、大きな影響となりました。
 

手紙

2022.01.10

『4年前の秋の見学会で初めてお会いし、2年前の冬スタート。
 それから毎月のお打ち合わせ、
 雨の日、寒い日の現場打合せ、毎週のメール・・・と。
 私たちにとっては、どれも初めてで
 新鮮で悩ましく刺激的で難しく。
 漠然としていて具体性がないのに、こだわりはあって
 且つ夫婦そろってのんびり屋という私たちが
 楽しみながら最後まで自分たちの想いを形にでき、
 こんなにも素敵なお家が出来たのは
 本当に親身に根気よくいっしょになってくださった
 真也さんと洋子さんのおかげです。感謝しております。
 東京遠征、突撃悩み相談、タイルや棚などの多数決、
 マテリアル、スタスタ視察、などなど。
 全部楽しかったです。
 楽しくお家づくりができて幸せです。
 おふたりにお願いして本当に良かった。
 このご縁は宝物です。
 計画案J-5。
 私たちに寄り添い、私たちのための設計、お家づくりをしてくださり、
 本当にありがとうございました。
 これからもどうぞずっとずっと宜しくお願いいたします。
 源池設計室のますますのご発展をお祈りいたします。』
 
年末の大掃除で懐かしいお手紙が出てきました。
涙がでるほど嬉しい。
お引き渡しから4年、今でも繋がらせていただいている事も嬉しい。
住宅設計って仕事、やっぱりいいなあ。

2022年

2022.01.04

新年明けましておめでとうございます。
 
源池設計室の2022年が始動しました。
2021年はコロナ関係や材料不足などにより、
建築業界も不安定な状況でありましたが、
2022年は状況が落ち着いてくることと社会全体の活況を
期待しつつ、気分も新たに進行中プロジェクトや
これから始まるプロジェクトを、力強くもしなやかな
姿勢で向かっていきたいと思っております。
プライベートでは昨年、始めたことがいくつかあります。
テニススクールや、スピーカー製作してみたり、うどん作りなどなど・・・
今年も公私ともに新たなことに次々と挑戦できる年にしたいと思っております。
 

 
 
年末年始は仲間とゆっくり過ごす事が出来ました。
2022年楽しい事を沢山考えながら。
春に向けて着工予定の住宅も
これから始まる住宅の計画も
MySongでなく、源池設計室の二人そしてお施主さん家族と一緒に
OurSongを奏でていきたいです。
ドラムももっと上手になりたい!
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。