GENchiArchitectsDESIGN Inc.

 源池設計室

Candela

2019.04.22

いつも住宅では、ダウンライトや間接照明など、主張しない照明器具を使う事が多く、
一点だけ、食卓を照らすダイニングには、吊り下げ式のペンダント照明で
空間のアクセントにします。
好きなモノで、よく使うものとすると、ルイスポールセンのToldbod(トルボー)、
恩師の退官祝いにもゼミ仲間で送ったJAKOBSON LAMP(ヤコブセンランプ)、
へら絞り技術が光ったいるTIME&STYLEのbisque(ビスク)。
来週オープンハウスをさせて頂く「まわるいえ」さんのダイニングの照明器具は、
DOMUS(ドムス)社のCandela(カンデラ)、初めて使いました!
1966年創業のドイツのメーカーで、「生活のためのあかり」をテーマにしています。
木のぬくもりをそのまま生かした質感がとてもいい。
Candelaは、重厚感のあるチーク材を使用したシャンデリア。
ペチカのある室内にも馴染んでいます。
 

 
お施主様のご厚意で、来週4月29日「昭和の日」に、
平成最後の完成見学会を開催させて頂きます。
詳しくは、こちらをご覧ください。

http://www.genchi.jp/OpenHouse.html
皆様のお越しをお待ちしております。

サウス

2019.04.15

92年の春に松本へ就職の為、Iターンしたのは、今から27年前。
今でこそ、Iターンを市町村によっては支援したりなどメジャーな事になりましたが、
当時は先駆けで、珍しがられました。
何故だか、就職した会社の要職の方に千葉県民が何人かいて、可愛がっていただき、
生まれて初めて千葉県民で得したなあ・・・と思ったものです。
直属の上司は生粋の松本人で、よく美味しいお店にランチに連れて行ってくれました。
ナポリタンのおいしい「いわい」、ランチがお得な「プライチ」、
サボるのにちょうどいい筑摩の喫茶店、
チーズケーキがおいしい穂高の喫茶店などなど。
残念ながら今はどこのお店も形態が変わったり、なくなったりしてしまいました。
唯一、残っているのが渚の「サウス」
この間、25年ぶりに行ってきました!
変わらない佇まい。
定番のミートソースではなく、定食を頂きましたが、変わらず美味しい。
いつまでも変わらずにいてほしいお店です。
 

2019.04.08

毎年言っているかもしれませんが、春になるとなんだかウキウキしてきます。
会社としては、新人さんが入ってくるわけでもなく、
3月31日も、4月1日も、仕事内容は特に変わるわけでもなく、
それでも明るい気分になってくるのは何故でしょう。
小学校1年生の頃から娘みたいにかわいいHちゃんが、
国家試験を通った事をLINEで報告してくれて、
この春から社会人スタートした事も無性に嬉しいし、一緒に始まっていく気になっています。
2年前の春は、弓道を始めました。
三ヶ月間だけ通いましたが、精神統一にはとてもいい!
もう少し時間が出来たら、ゆっくり始めたいモノの一つです。
その時驚いたのは、弓道始めました!と言うと、「私も昔やっていました」という人が多い事。
長野県特有なのかな?
私達の頃は、弓道というと「アイコ16歳」が思い浮かぶくらいで、
近隣の高校で弓道部はあまりありませんでした。
なので、経験者が多い事にビックリ。
そして、2019年の春は、ちょっと欲張りで、新しい事3つに挑戦!
これはやりたい!と思う事は、これからは何でもチャレンジしようと思っています。
長く続くかどうかは分からないので、来年春にも続いていたら、このコラムにアップします。
そんな事もあったなあ・・・なんて事にならない様、頑張るぞ!

Aaltoミュージアム

2019.04.01

前々回のこのコラムで、東京ステーションギャラリーにて開催中の
「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」展へ行った話しを少し書きましたが、
やはり懐かしくなって、また行きたくもなって、
ユヴァスキュラにある「Aaltoミュージアム」の写真を見返しています。
 
 
 

 
 
 

 
 
 

 

元号の変わる年

2019.03.25

最近、巷では平成最後のお花見、平成最後の天覧相撲、
平成最後の甲子園開幕、平成最後のポテトチップスetc・・・
「平成最後の・・・」という言葉をよく聞きます。
1989年、昭和から平成に変わった時、それは突然でした。
今回の様に、準備期間などなく、世の中も右往左往してしていた気がします。
私は大学1年の冬休みでした。
1月8日に武道館へコンサートに行く予定でしたが、それも中止になり、
ショックを受けていた中、当時アルバイトをしていたレンタルビデオ店から
助っ人要請があり、行ったのが最後、
TV各局が自粛されていて、お店のビデオが全てなくなってしまうのでは?
と思う位、忙しく忙しく・・・
立っているのも辛い、そんな元号の変わり目を迎えていました。
来週には新元号が発表になるそうですが、
源池設計室としては、一粒万倍日の本日、平成最後のお引渡し。
今年お引渡しになる家は、新元号と同じ歩みをするんですね。
築○○年、分かりやすいかも。

神楽坂にて

2019.03.17

先日、東京ステーションギャラリーにて開催中の
「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」展へ。
アアルト・スタジオでパイミオチェアに無邪気に座る赤ちゃんを思い出しました。
 


照明器具や家具などの見せ方は、やはり葉山の方へ行けば良かったかなと思いましたが、
1938年のニューヨーク万博のフィンランド館で上映された
ドキュメンタリー映像「スオミ・コーリング」は面白かった!
81年前からフェンランドはベビーカーなど生活用品のデザインが優れていた事も分かります。
そして早く暖かくなってカヤック乗りたい!という気持ちも膨らんできました。
「より良いものを毎日の生活に」というアアルトの想いに強く感銘。

その後、この春一人暮らしを始めるYちゃんへのプレゼントを探しに神楽坂へ。
普段使いの物だけど、暮らしが楽しくなる様なモノはないかなあと雑貨店巡り。
一点気になるモノがあったのですが、他の店も見ようと出たのですが、
やはり気になり、その店へ戻ると、オーナーさんと作家さんの話しが聞こえてきました。
どうやらクラフトフェアに出るという話しらしく、
思わず「松本のクラフトフェアですか?」と聞いてしまいました。
こんな素敵な一期一会に、運命を感じて、プレゼントは決定。
5月のクラフトフェアも楽しみが増えました。
さて、Yちゃんは気に入ってくれるかな?

花は咲く

2019.03.11

♪真っ白な 雪道に 春風香る
 わたしは なつかしい
 あの街を 思い出す

 叶えたい 夢もあった
 変わりたい 自分もいた
 今はただ なつかしい
 あの人を 思い出す

 誰かの歌が聞こえる
 誰かを励ましてる
 誰かの笑顔が見える
 悲しみの向こう側に

 花は 花は 花は咲く
 いつか生まれる君に
 花は 花は 花は咲く
 わたしは何を残しただろう

 夜空の 向こうの 朝の気配に
 わたしは なつかしい
 あの日々を 思い出す

 傷ついて 傷つけて
 報われず 泣いたりして
 今はただ 愛おしい
 あの人を 思い出す

 誰かの想いが見える
 誰かと結ばれてる
 誰かの未来が見える
 悲しみの向こう側に

 花は 花は 花は咲く
 いつか生まれる君に
 花は 花は 花は咲く
 わたしは何を残しただろう

 花は 花は 花は咲く
 いつか生まれる君に
 花は 花は 花は咲く
 わたしは何を残しただろう

 花は 花は 花は咲く
 いつか生まれる君に
 花は 花は 花は咲く
 いつか恋する君のために♪

あの日から8年が経ちました。
「3がつ11にちをわすれないためにセンター」も続いています。
https://recorder311.smt.jp/
この唄もずっと唄いつがれていきますように。

10年後も

2019.03.05

昨年、カヤックの面白さを発見して、マイ・シットオンカヤックを購入。
二子玉川のモンベルへ取りに行ってきました!
 


先日、学生時代の友人たちとまったりした時間を過ごしましたが、
年を重ねるにつれて、話題は親の介護の事だったり、将来の事だったり、
不安な要素が増えてきてしまう現実。
ならば、将来の楽しい事を考えよう!となって、
10年後、南米を3人で旅しよう!という事になりました。
その時までに南米の国すべての制覇を目指している彼女と一緒なら心強い。
珍しい鳥を見にボートで移動するらしいのですが、
私はその船頭になれる様、その時までにカヤックの達人になりたい。
またまた楽しみが増えてしまいました。
お施主さんから以前、こんな事をおっしゃっていただきました。
「ブログを拝見していると仕事はもちろん、ホットヨガや散歩、映画鑑賞など
自分の心と身体が心地良いと感じる好きなことをして過ごす時間があることが
仕事への活力に繋がるんだなと感じます。」
そう!家づくりという仕事も好き、映画や音楽など夢中になる事も好き。
人生愉しんだモノ勝ち!なんて思う今日この頃です。
 

55・58年間の最終講義

2019.02.26

惜しくも今年解体が予定されている大江宏設計の55・58年間にて
最終講義が行われ、聴講してきました。
藤森照信氏(東京大学名誉教授)、建築史家の藤岡洋保氏(東京工業大学名誉教授)
陣内秀信氏、大江新氏の4人の先生による
建築家大江宏がたどった1950年代から80年代までの設計活動の中で、
55・58年館は重要な出発点でもあり、
この建物に込められたモダニズム精神と伝統との関わり、
その後の展開などをテーマとする講演と座談会。
この校舎は、教育の軸とコミュニティの軸を南北軸とした構成になっており、
禅宗伽藍の雰囲気の柱と梁の顕し方や野物と化粧、
鉄とガラスの規則正しいグリッドの中の窓と床の配置の仕方、
お濠からの見え方にも気を配った事などなど、
一部分だけでも残せないものなのか、とても残念です。
 
 

 
堀口捨巳氏や同級生である丹下健三氏などとの関係の話しも興味深かったです。
清水市庁舎が先になかったら、この55・58年館も変わっていた?なんて思ったり。
また、丹下氏と大江宏氏の卒業設計のパースも見せて頂けました。
丹下氏はル・ コルビュジェに傾倒している作品であり、では大江宏氏は誰に影響を?
 

 
グンナール・アスプルンドではないか・・・という磯崎新氏の見解。
アルヴァ・アアルトやアーネ・ヤコブセンにも多大な影響を与えたスウェーデンの建築家です。
戦前の昭和13年、北欧に興味があった事に驚き。
今回が、この建物を最後に見る事が出来る機会でした。
こういった機会を与えてくださった「55/58 きおくプロジェクト」の皆様のご尽力、
本当にありがとうございました。

自宅改修その弐

2019.02.18

先週の続きで自宅改修工事の様子です。
しっかりと養生していただき、下地組みから始まり、
仕上げのボード張り、棚の取付、建具の吊り込みで完了。
いつもと違う様子に、ミトもソファの上から
職人さんの動きをじーっと眺めていましたが、
慣れてきたのか、見ていると思いきやウトウト眠っていたり。
 
 まずは養生
 
 現場監督ミト
 
  庭が作業場になりました。
 
  下地組み
 
 建具吊り込み
 
  現場監督ミトおさぼり中