春夏秋冬
2024.04.29
今日は晴天の下、「カワゾイノイエ」さんの地鎮祭を執り行いました。
猿田彦神社の神主さんから、恒例、為になる話!
毎回、楽しみの一つなんです。
珈琲の話、英語の話etc...今回は「春夏秋冬」の語源のお話し。
春は、草の芽が「張る」から「はる」
夏は、草木が繁茂し、行く手をはばむことを「なずむ」が変化して「なつ」
♪暮れなずむ町の~♬の「なずむ」です。昭和の代表的な歌「贈る言葉」です。
秋は、空が高く「開く(あく)」から「あき」
冬は、地面の中で植物が春を目指し「増える」という意味の「殖ゆ」から「ふゆ」
植物にとっても、人間にとっても「冬」は大事なんですね。
話しをお聞きしながら、頭の中を流れてきたのは泉谷しげるの「春夏秋冬」
♪今日ですべてが始まるさ~♩
「昭和の日」のだけに、ぴったりです。
松本市市民スポーツ大会
2024.04.22
2年半前から通い始めたテニススクール。
生まれて初めて通うスポーツ教室です。
最初は相方と遊びでテニスをするにもどちらかが、
多少できればラリーも続くだろうと思って始めたテニスでしたが、
やってみると結構はまってしまいました。
週1のテニスが、週2週3と・・・そして先週末ついに、
大胆にも松本市市民スポーツ大会テニスの部へ出場してしまいました。
残念ながら一回戦敗退ではありましたが、
スポーツ大会に出場する自分もなんだかいいかも・・・なんて
思いながら、次の大会にも出場する気満々です。
PILA
2024.04.15
先月お引渡しの「高天井テラスの家」さんの
ダイニング照明はDOMUS(ドムス)社の「PILA」
ここの照明を使うのは2回目で、前回は「まわるいえ」さんの「Candela」
マンデーコラムVol.800にも書いたのですが、
重厚感のあるチーク材を使用したシャンデリアです。
今回のペンダント照明PILAの木部の素材はブナ材。
シェード部分は「Lunolit」は、ドムス社がシェード用に
天然の木材から生じるセルロースを使って開発した素材で、
手製ペーパーのような独特なの風合いがあり、
シェードを通して広がるやわらかな光は、
暖かみのある木の素材とほどよく調和します。
耐久性にも優れいているそうで、100℃までの熱に耐えることができ、
紫外線にとても強く色あせたり黄ばんだりしにくく、環境にもやさしい素材だそうです。
設計中はPILAかARTAか迷いました。
大きさやシェードからもれる間接光の感じ、
丸いウェイトで高さを調整する方法などは近いのですが、
最終的には、空間に合う方を選びました。
JAZZ is POP
2024.04.08
「ジャズの宝地図講座」へ先週参加してきました。
ジャズの歴史から始まり、興味深い内容が続きそうです。
2020年に初めて長野市のジャズが流れる洋定食屋「 バックドロップ」へ
ライブを聴きに行くようになってから、ジャズが少しずつ身近なものになってきました。
偶然にもバックドロップで中学の同級生のギタリスト養父貴さんと再会したり、
元スタレビのピアニスト光田健一さんは高校の先輩と知ったり、
憧れのドラマー、坂東慧さん、川口千里さんを間近で見れたりと、
楽しい事が続いています。
なんと、バックドロップのマスター、先月発売のBRUTUSジャズ特集に
「日本のジャズの生き字引の一人」として紹介されて、
凄腕ドラマーの森山威男さんと石若駿さんと対談!
石若さんは今日本で一番忙しいドラマーとNHKでも紹介されていて
1月にデイビット・ブライアントとの共演はすごい迫力でした。
毎年開催の「長野ジャズフェスティバル」の立役者でもあるマスター。
2023年開催の時は最前列でギターの渡辺香津美さんのプレイを満喫しましたが、
先週ご病気の報道、お体の回復と活動の再開を心より願っております。
気付けば、今週もバックドロップ。
古川初穂ピアノトリオのライブ!ベースのストさんファンです。
そして待ち遠しいのは、6月松本・信毎メディアガーデンで開催の
森山威男トリオのライブ。
どんな一期一会の演奏になるか、ワクワクします。
同期
2024.04.01
32年前の今日・・・と言いたいところなんですが、
会社の借り上げアパートの竣工が3月に間に合わず、
4月1日に引っ越しで、その翌日の2日が入社式でした。
どんな話があったかは全く憶えていませんが、
記念撮影を本社入口前で撮影し、その日出席出来なかった一人が
学校の卒業写真のように斜め上にポツンと貼り付けられていたのは記憶にあります。
同期の写真は25人位だったかな。
そんな入社式を思い出しながら、かつての同期に電話をしました。
仕事上、教えてもらいたい事があり、今週会う事に。
会うのは、会社を辞めて以来なので30年ぶりです。
しかもかつての会社へお邪魔する事に。
なんかドキドキするなあ。
でも、こんなに時間が経っても、何かの時に
相談にのってくれる同期がいる事は有難いです。
猫つぐら
2024.03.25
籐の籠作りのワークショップに参加してから、
ふと「猫つぐら」作ってみたいなあと思い始めました。
友人たちからは「猫いないじゃん」と総つっこみを受けましたが・・・
←籐の籠にマクラメ編みをつけて一升瓶の持ち運びに。
冬の間の手仕事として稲藁を使ってつくる「つぐら」は
信州の伝統工芸の一つで、栄村や小谷村など雪深い地域で特産になっています。
そんな中、小谷村で開催のワークショップを見つけ、参加してきました。
藁を編むのは初めてで、目から藁を出し編んでいくのに最初はひと苦労・・・
でも編み始めると、毛糸の編み物と一緒でひたすら続いていく作業にはまっていきます。
最後のてっぺんを閉じる所をなんとかクリアして完成しました。
SNSに「源池設計室は猫の家もつくります」とアップしましたが、
実家の猫レンちゃんは入ってくれるでしょうか。
懐かしい再会
2024.03.18
今年は例年に比べて降雪が多いですね。
先週も日中の雨が雪に変わり、重く湿った雪が15センチほど積りました。
そんな中、歩いて家に着くと、昔勤めていた会社の同僚から電話を頂き、
I先生と松本で飲んでいるという連絡の電話。
I先生とは私が大学生の時にアルバイトさせていただいていた
アトリエ系設計事務所の所長で、当時大学の非常勤講師をされていました。
まだ建築の事をよく分かっていなかった私に建築的感性のようなものを
教えていただき、吉村順三や宮脇檀、アアルト、アスプルンド・・・などなど
学生の私が興味を持ちやすいよう自然な流れで教えていただきました。
建築だけでなく、ファッションや車に対するこだわりも影響を受け、
先生の運転する、クラシックサーブには憧れました。
生まれて初めて右側にある助手席に乗せていただき、
サイドブレーキの横にあるイグニッションキーには、
感動さえ覚えました。
クラシックサーブは数年前に話題になった「ドライブ・マイ・カー」でも
モチーフになったので、覚えている方も多いと思います。
早速、I先生に会いにその飲み会に飛び入り参加させていただき、
私の結婚式依頼28年ぶりに、お話しする事が出来ました。
短い時間ではありましたが、昔を思い出すいい時間を共有させていただきました。
連絡をくれた元同僚に感謝です。
守山市立図書館
2024.03.11
隈研吾氏設計の滋賀県、守山市立図書館へ行ってきました。
外装や床、天井などに県産材のスギをふんだんに使われており、
窓も大きく明るくて、流れるような高い天井がとても心地のいい空間。
エントランスから入ってすぐの所は、低い木の書棚が
放射線状に配置されているのも楽しい。
図書館の横には目田川が流れていて、桜並木になっています。
もう少しすると、満開の桜に囲まれた図書館も見頃ですね。
この図書館から1キロほどの場所に昨年完成した守山市役所も
隈研吾氏がJVで基本設計。
テイストは受け継がれています。
ふなずしパイを食べながら街を散策し、二つの建物を巡るのもお勧めです。
棟札
2024.03.04
松本市の市街地の角地にある事から、「源池設計室まちかどアトリエ」と名付けました。
工事の方は今週上棟を迎えます。
昨日、人生2度目の棟札を書きました。一度目はもちろん、25年前の自宅の工事。
そして今回となります。
この棟札に記する文面。
「天長地久四海波静曲尺壱尺弐寸之水」
天地は長久で尽きない。世界中が波風たたず平穏なこと。
曲尺裏目長手は吉凶をなし、一尺二寸は吉となす。
松本押絵雛
2024.02.26
先日お邪魔したお施主さんの家にも飾ってありました。
この間、まちかどアトリエ並びのベラミ人形店さんで見つけた
「松本押絵雛」
ベラミさんによると・・・
「松本押絵雛は、遠く江戸時代から続いていた松本の特産品でした。
江戸中期から松本城下の教養ある士族の妻女達が作り始めたと言われ、
明治の中頃が最も隆盛時代でした。内裏雛をはじめ、浮世絵、歌舞伎、
軍記物、風俗物等を題材にした押絵は、流れるような美しい曲線、
浮世絵風の見事な顔、それ等の逸品は、遠く県外にまで
その名が通っておりました。
しかし色々な理由で昭和になってからは作る人が全く無くなってしまいました。」
明治期の押絵雛をもとにして復活させた製作技法を用いて
作り続けているそうです。
一つ一つ手作業で丁寧に作られていて、彩りもとても綺麗です。
本のような形になっていて、反対側を開くと七夕人形に!
この素敵なトリックにも感動してしてしまいました。
一度は途切れてしまった伝統を復活させ、繋げていくベラミさん、すごいです。