GENchiArchitectsDESIGN Inc.

 源池設計室

清春芸術村

2019.11.18

建築家協会の会議の帰り道、北杜市に立ち寄り「清春芸術村」へ。
以前から行きたいと思っていたのですが、タイミングよく今回見学することができました。
芝生の広い中庭を取り囲むように建築家の建築と屋外アート作品が点在し、
気持ちのいい秋のひと時になりました。
シャガールやモジリアーニなどの画家が時を過ごしたアトリエを再現したラ・リューシュ。
自然環境とは対照的だけども不思議と違和感を感じさせない安藤忠雄の光の美術館。
谷口吉生の初期の作品と思いますが、空間構成が素晴らしいと感じた、
正統派な清春白樺美術館。
宗教画家ルオーを記念した礼拝堂は厳かな時間の流れる落ち着く空間でした。
こちらも谷口吉生設計
茶室シリーズを展開している藤森照信による設計の一本足の茶室「徹」。
中に入れないのが残念。
ほかにも岡本太郎の作品やエッフェル塔の本物の階段など。
建築見学でなくてもピクニックで行くのも楽しそうですよ。

北関東甲信越学生課題設計コンクール

2019.11.11

私が所属している日本建築家協会関東甲信越支部の恒例行事に
北関東甲信越学生課題設計コンクールがあります。
その実行委員会の担当になって4年目。
群馬、茨城、山梨、栃木、新潟、長野の6県の建築を学ぶ
大学生、専門学校、高校生を対象に住居に関する課題によるコンクールですが、
年々参加学生が増え、ますます盛り上がっております。
長野県には建築学科がある大学は信州大学のみのため、
他県の学生の作品に触れる事は学生にとって、貴重な経験。
学内の学生同士で競い合うのとは違い、
他大学の学生のレベルや研究室などの指導方針などによって、
考え方、構築の仕方が違うため、様々な作品があり、参加する学生はもちろんですが、
実行委員の私たちも毎年楽しみにしております。
今年度は、以前信州大学でも教鞭をとられていた坂牛卓さんに
講演と審査委員長をしていただくことになり、興味深い年になりそうです。

富山一人旅から一年後

2019.11.04

ちょうど1年前、念願だった富山旅行(マンデーコラムVol.776)をしました。
現在、住宅の計画が富山県で進行中ですが、
お施主さんに初めてお会いした時がこの時。
それから1年後、土地探しから始まり、打合せを重ねプランが決まり、
今は詳細部分の打合せをしております。
先週は二人と1匹で富山を満喫しました。
白井晟一の呉羽の舎 高志の国文学館 内外繋がる格子、庭を望む グランドプラザまちなか賑わい広場 TOYAMAキラリ 富山の杉の板をふんだんに 図書館とガラスの美術館 瑞龍寺 各堂を繋ぐ回廊 隈研吾のクレオン 藤子ワールドの氷見市

読書の日

2019.10.28

昨日10月27日は「読書の日」
半年前に松本市図書館へ予約していた本が届きましたとメールをもらい、
ミトの散歩コースでもあるあがたの森図書館へ。
その時、「今日は読書の日なので、しおりを差し上げています」と
山雅No.11頂きました!
そんな訳で、昨日がその日と知った訳であります。
事務所で定期購読している雑誌は、
「住宅建築」「新建築・住宅特集」「住む。」「Casa BRUTUS」
大塚書店さんに届けていただいており、
この間は「こばなしけんたろう」もお願いしたりしました。
電子書籍にはまだ慣れておらず、紙をめくる方がしっくりきます。
誰かのエッセイか、小説に、「物語を読むで、現実逃避できる」
みたいな事が書いてありましたが、まさにそう!
昨日から読み始めた小説は、45歳の設計事務所に勤める一級建築士が主人公。
まだのめり込めていませんが、これから現実逃避出来る位のめり込めるか…

レイキモッキ

2019.10.21

先日、フィンランドに数年お住まいだったご夫婦とお話をしていて、
向こうでは庭先に子供の為の家があるのが素敵、
とお聞きし、旅行写真を見返したら、ありました!レイキモッキ。

レイキモッキ(Leikkimokki)
Leikki→おもちゃ
mokki→別荘
おもちゃの家!
お父さんが娘の為に、男の子は自分で隠れ家を作ったりするそうで、
制作キットがあったり、完全手作りもあるとか。
夢がありますね。
私達が見たのは、ツリーハウスも多かったような。
しかも極寒の地で、窓はガラスもなく、枝は外壁から出ていたり、
その大らかさもいいんです。
 
 

 
子供の頃、よく、傘の家や段ボールの家を庭につくって
秘密基地にしていましたが、
今思えば、船乗りの父がキットを買ってきてくれたらなあ、
こんなせっかちには育たなかったかも。

ホワイトボードの壁

2019.10.14

玄関ドアを開け、家族用のシューズクロークを通り抜け、
洗面所で手を洗い、「今日のおやつはなんだろう」とキッチンへ向かう。
そのキッチンへ続く廊下にホワイトボードの壁を設置しました。
幅は1.8m、高さは床から天井まで。

真っ白いボードに、これから、どんな絵が描かれていくのだろう。
マグネットがきくので、家族の写真を貼ってもいいかも。
そして、どんな伝言が記されていくのだろう。
そういえば、昔、駅に伝言板がありました。
私が大学生くらいまではあったのかな?
携帯電話のない時代、黒板に白いチョーク。
待ち合わせで言葉を残す。
今思うと、駅の伝言板って、ちょっとロマンティックな感じです。

修学旅行リターンズ@金沢

2019.10.07

1986年、ちょうど33年前の今日、高校の修学旅行へ出発しました。
東京駅へ集合し、名古屋経由の明治村→郡上八幡→奥飛騨(泊)
飛騨高山→数河高原→兼六園→芦原温泉(泊)
越前焼→永平寺→美浜→京都(泊)
銀閣寺→哲学の道→南禅寺→清水寺→京都駅から帰路・・・
という、旅芸人の様なバス旅行、
憶えているのはバスの中・・・が多いですが、
今年、同級生が金沢へ転勤となったのをキッカケに、
クラスメイト7人が集合。
兼六園の同じベンチで写真を撮りました!

広い兼六園で、事前にベンチを探してくれた金沢市民となったMくん、ありがとう。
あの頃はなかった金沢21世紀美術館の
ラビットチェアに並んで座って記念撮影するなんて、
高校時代も、21世紀美術館が出来た時も想像していませんでした。
この歳になって、こんな風に集まれる仲間がいるってありがたいなあ。
金沢から、担任だった南波先生へ皆で葉書を送ったら、素敵なお返事が。
「早いものですね。皆さん天命を知る50歳になりましたか。
 さぞかし楽しい時間を過ごしたことでしょう。
 次は耳順う60歳に集まる事になるのかな。
 人生を大いに語り合ってください」
未だに先生から新しい言葉を教えて頂きました(笑)

スイッチニッチ

2019.09.30

「スイッチニッチ」なる言葉がある事を、
計画中のお施主さんから教えて頂きました。
この言葉で検索すると、色々な画像が出てきます。
ニッチは「隙間」という意味ですが、
住宅においては、壁をくぼませた部分を指し、飾り棚等にする部分で、
「スイッチニッチ」は、そのくぼみにスイッチなどをまとめて配置したものを指すそうです。
初めて聞いた言葉でしたが、普通に使っている手法でした。

 

 
今週末10月6日(日)は、松本マラソンです。
沿道で応援します!
昨年は雨で中止になってしまいましたが、今年は天気は大丈夫そう。
ただ、定員割れの様なので、
来年の東京マラソンに参加予定のM、32年ぶりに会ったけど変わらずダンディなH、
マラソン好きな高校同級生の銀行員コンビ、来年は松本マラソンに是非参加して!

法政建築文化祭2019

2019.09.23

今、母校の熱い卒業生有志を中心に、
法政建築の卒業生と兼任講師経験者、在学生など、
とくに若手たちがもっとタテにヨコに繋がりをもって楽しくやろうぜ!ということで、
「法政建築文化祭」なる交流イベントを開催しようと準備中です。
ショートスピーチ、作品展示、古書市、講演会、パーティなどの複数のイベントが
単日に同時開催されます。
そして目玉は、今一番注目の建築家、
小堀哲夫さんによる『建築家協会大賞2度目の受賞記念講演会』
2018年受賞された「NICCA INNOVATION CENTER」や
2016年の「ROKI Global Innovation Center -ROGIC -」
今年竣工の「梅光学院大学」など、
いつかゆっくり見学させて頂きたい!
場所は法政大学市ヶ谷田町校舎、
開催日は11月9日(土)
私も、ショートスピーチなどで参加させて頂く予定です。
ご興味のある方は是非、お越しください。

北欧の灯り展

2019.09.17

昨日は下諏訪町いずみ湖でのカヤックからの焼き肉で、完全一日オフ!でした。
という事で、マンデーコラムも一日遅れです。
現在、小海高原美術館(1997年安藤忠雄氏設計)で開催中の
「北欧の灯り展~照明デザインから見る灯りの文化~」へ行ってきました。

アアルト、ヤコブセンの他、ポール・ヘニングセンやユハ・レイヴィスカなど
北欧の20世紀を代表する建築家の照明器具や実例写真を紹介。
PH5やAJ Royalの器具の仕組みがわかる断面模型は面白い!
 

ポスターにも使われている「ミュールマキ教会」
内に入ると、無数に垂れ下がっているペンダント照明は星の様で
天窓からの光と相まって、とても幻想的でした。

今回展示もあったゴールデンベルのA330S。
レストランSavoyの空間に、真鍮という素材がマッチしていました。
懐かしくなって、フィンランド旅行写真を見直していたら
ラハティで行ったBarのペンダントも良かったなあ。

展覧会の紹介にもあった
「冬の暗い時期にキャンドルや照明器具をうまく扱いながら生活する北欧の人達」
昼間の時間が短い冬、Tarmo&Asakoの家の窓辺も
キャンドルとペンダントで彩られていました。

そしてこんな素敵なキャンドルでお出迎え頂き・・・